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2015年4月25日土曜日

最近読んだ本

縄文の文化を色濃く受け継いでいると言われるアイヌ。
アイヌの固有の文化と本州から移入した文化とを丁寧に分類し、時には大胆な推測を交えて、縄文時代からアイヌに受け継がれて行った文化を浮き彫りにする。分かりやすい文章で綴られているので、まるで自分がその謎を読み解いているような興奮を覚えつつ読了。
この興奮を上手に語る言葉が見つからない。

2015年1月10日土曜日

地獄ブーム来る



地獄ブーム到来。

地獄のエキセントリックなデザインと、罰の多彩さ、意味不明さが妙につぼにはまる。

以下メモ的に;

人は死後、冥界で10人の王に会う。初七日に始まり、それぞれの王に生前の罪をつぶさに調べられる。死後の身の振り方が決まるのは実に死後730日後である。(これが三回忌にあたる。(57日目に合うのが閻魔大王)

最も罪深いとされた人々が落ちるのが地獄。
その上が順に餓鬼道、畜生道、修羅道、人間道、天道とされている。天道へいくと、輪廻転生からは解放される。

地獄は等活地獄、黒縄地獄、衆合地獄、叫喚地獄、大叫喚地獄、焦熱地獄、大焦熱地獄、阿鼻地獄の8種類。火で焼かれたり、山に潰されたり、いろいろ辛そうながら、いわゆる地獄絵図が活き活きしてて、興味はそそられる。鬼とか凄く楽しそうだし。

2013年4月28日日曜日

予習:軍艦島

グングンと私の気持ちを惹き付ける軍艦島。
こんな本を借りました。


「青春軍艦島」
閉山直前の軍艦島で働いていた筆者が、当時の写真にエッセイを添えた一冊。行った事の無い場所だけど、昭和な空間に懐かしさを感じます。ファインダーに向けられる柔和な島の人々の表情が印象的。島の暮らしを振り返るエッセイは、まるで異国の旅行記を読むようで大変興味深い。
この島にある一番古いマンションは、大正時代に建てられた日本最古の鉄筋コンクリートマンションだそうで、なんと部屋にはカマドが標準装備されていたそうです! 一日中沸いている共同風呂に無料で入りたい放題。賄い付き。一日クタクタになる迄働いて、お酒を飲んで寝る毎日。「憧れる。」と相方に言ったら、「多分、想像してる以上にクタクタだよ。」と一笑された。
戦中連れてこられた外国人が労働を強いられたという暗い歴史もある軍艦島。筆者は資材を船から運び入れる仕事で炭坑労働者とは接触が無かったので、この本では、明るい肉体労働の話が楽しめます。
いいな、炭坑。

2012年10月24日水曜日

ハーレムの少女 ファティマ


次の旅行はモロッコに決めました。

という事で手に取った本。
モロッコの古都、フェズのハーレムに住む少女ファティマ(子供時代の作者)の話。
ハーレムというと女性達が一人のスルタンを巡り美しさを競う怪しい場所を想像しますが、この本の舞台は親子や兄弟が寄り集まって住む裕福な大家族的な意味合いを持つハーレム。一夫多妻が認められている上に、出戻りのおばさんや、なぜか流れ着いてきた奴隷出身の女性などがいるので、実にたくさんの人間がお屋敷の中で暮らしています。
女性達はお屋敷から出る事が許されず、コーランを読む意外は教育も受ける事ができません。大所帯の中でプライバシーを保つ事は難しく、趣味の刺繍の材料さえ自分で選んで買う事が許されない。....と、女性に取っては良いとこなしのハーレムですが、外国人の私にとってはタイルばりの中庭や噴水のあるテラス、贅沢な刺繍の施されたカフタンを身につけた女達など、当時のフェズのハーレムの描写が素敵すぎてウットリ。


当時の女性の憧れ。プリンセス アスマハーン。上流階級の出身で、ロマンティックな恋に生きた。優美な容姿なのに、歌声はコブシが効いててちょっと意外ですね。西洋風のファッションをして、人前で男性と踊る事は当時の女性には叶わない事だった。

興味深かったのは、盲目的に伝統とコーランを信じる大人がいる一方で、「反抗する事」をファティマにごく自然に教えようとする大人達がいる事。なぜならば、ハーレムの中で経済力もなく教育もない女は常に弱い存在だから、自分で自分を守るすべを身につけなくてはいけないのだ。誰が権威者なのか、勝ち目はあるのか、状況を見極めて相手を混乱させなさい。一見無力に見える聞き手は、相手を無視するというカードを持っている。大きな瞳であたりを伺う強かな女性が目に浮かぶ。

物語の中には沢山のおいしそうな食べ物も登場してくる。炒ったアーモンド、ハーブとつけ込んだオリーブ、アーモンドジュース(どんなの?)、ハリーア(ハーブでつけ込んだ牛肉)、ユーカリの香りのする蜂蜜、バスティッリャ(鳩のペストリー)、中でも興味を惹かれたのはザリーアという飲み物。洗って乾かしたメロンの種を細かく砕いてミルクと混ぜ、オレンジの花水を数滴とシナモンを加えたもの。どんな味がするのかしら〜。ハンマームで飲むもので、夏のひとときだけ味わえる、とても美味しい飲み物だそう。

最後に、出戻りのハビーバおばさんが語った大好きな言葉。「もし世間が貴女に辛くあたったら、自分の肌を磨き上げて仕返しをしてやりなさい。美しい肌は駆け引きに使えるものなのよ。さもなけりゃ、肌を隠せって私たちに命令する訳がないもの。」落ち込んだときは、私も似た事を考える。とにかく肌さえピカピカなら、たいていの場合は機嫌良くいられるのだ。


2012年9月20日木曜日

最近読んだ本



図書館で借りた本「消えた縄文人 99の謎」。面白かったです。
写真がいっぱいの本て家にあると邪魔だけど、やっぱり見応えありますね。
昭和52年の本なので、今はもっと新しい事実に上書きされている部分もあると思われます。

昔、学校で習った「縄文時代」。みんなオシャレで貧富の差の無いすばらしい時代!と思っていたけど、みんな等しく貧乏な時代であったと気づく(遅い)。食料の採取&加工にほとんどの時間を費やす毎日です。「縄文土器」は棒状にのばした粘土をくるくる重ねて作った器に強度を出すために、凹凸のあるものをスリスリと擦り付けたのがソモソモの始まりなんですね。素朴な器が、縄文時代中期には力強くデコラティブに(ちょっと岡本太郎っぽい)、後期には洗練されたデザインになって行くサマがまとめられてて大変興味深かった。土偶のA3サイズのポスター的なものも付いてて(笑)、編集の方の「縄文愛」が感じられる一冊でした。

2012年5月29日火曜日

懐かしいあの人

「三毛猫ホームズの推理」がTVでやってますね。赤川次郎の「三毛猫ホームズシリーズ」シリーとは別物とずっと思ってました。だって...前回ドラマ化(みたことないけど)されたときの主役....

石立鉄男ですよ!


「お前はどこのわかめじゃ」

片山義太郎は原作では(読んだ事無いけど)「お嬢さん」と呼ばれるほどの繊細な容姿の持ち主とされています。原作のイメージには少し近づいたんでしょうか。


三毛猫シリーズは読んでないのですが(でも代表作らしい)、赤川次郎は10〜14歳の頃ドはまりして読みあさっていました。だから凄く懐かしい〜。
おそらく当時赤川次郎はサラリーマンの読むものという位置づけだったので(実際サラリーマンが主役のお話が多かった)なぜ手に取ったのか不思議だけど、特別大人の読み物という事でもなく氷室冴子とかと同じ感覚で読んでましたねぇ(っえ!氷室冴子さん2008年に亡くなってるんですね。ショック!)。ミステリーの要素は完璧無視で、恋愛ストーリーの方にぐいぐい気持ちを持ってかれていました。女の子が主役の場合はちょっと勝ち気な性格で美人なのに彼がいない...みたいのが定番で、その王道をいく吸血鬼のシリーズは好きだったな。あと、容姿端麗・富豪のホテルのオーナーの娘が(何の小説だったかしら)夜は全裸で就寝。起き抜けのシャワーは冷水から温水に徐々に変えるのが日課という下りがあって、真似しましたが不快でした。ストラディバリウスという高級なバイオリンがあるのを知ったのも彼の小説からです。しかしwikiでみてたら題名は結構覚えてるものの、内容が全然合致しないのが悔しいですね。「赤いこうもり傘」とか好きだったんですけど。もう実家にも無いだろうなぁ。

書きながら思い出してきましたが、周りの仲良しのコも読者だったんですよね。とにかく新刊が出るのが早かったので(小さいながら絶対ゴーストライターがいると思っていた)、友達と本を貸しあいしてました。他にもいたんでしょうか、赤川次郎好きの小学生。

2010年8月24日火曜日

夏休み


夏休みらしい本を読もうと借りた一冊。
「珍問難問 宇宙100の謎」表紙の和み系イラストを見て、ティーン向けかと思いきやかなりハードで後半まったく理解できませんでした。ショボン。

宇宙の始まりは「十次元、ないしは十一次元の時間・空間であって、そこに存在していた極小の紐の振動が全ての粒子を生み出した」「現在の宇宙では、四次元以外の次元、つまり余分の六次元、ないし七次元はとても小さくなって感知できない形で四次元の世界に巻き付いている」...だそうです。分かります?紐ってなに?十一次元って何?しかも私たちの世界に小さくなって巻き付いてますよ!

私は四次元=ドラえもんの部分で思考停止してしまいました。

2010年2月17日水曜日

最近読んだ本


図書館を良く利用します。
新刊だけでなく、既存の本も整然と整理されているので、書店とは違った目線で本を選べるのが嬉しい。タダだから、つまらなくても頭にこないし、2週間という区切りがあるから、積ん読にもなりません。

最近のヒットは「ペルセポリス イランの少女マルジ」
イランの女の子が主人公の漫画です。ちびまるこちゃんみたいな子供らしさと毒のこもった語り口で、革命や戦争がいつのまにか少女マルジの日常になって行く様を描いています。作者自身である、主人公の女の子が日本にもいるような普通の子だけに、彼女をとりまく現実の厳しさをしみじみと感じてしまう。特に、将来の戦力である男の子たちに、学校が「天国への鍵」と称してプラスチックの鍵を配っていたという話にはぞっとしてしまった。
こんな悲劇をライトに楽しく語れるなんて、凄い才能だと思う。

2010年1月19日火曜日

再会



オカモトタローに再会してしまった。
昔テレビでよく見た「面白いおじさん」。
何気なく手に取った本に著された強烈な個性。優しい言葉で綴られているけれど、研ぎすまされた言葉が心にぐさぐさ刺さってきて痛い。彼のように「しあわせ」ではなく「歓喜」を追求する生き方は多分しないので、随分と後ろめたい気持ちになる。

2009年7月18日土曜日

最近読んだ本


佐藤泰志全集を読んだ。
村上春樹と同年代で、41歳で自宅近くの木で首つり自殺をした男性というのに惹かれ、借りてみた。
北海道出身で、雪国の短い夏をテーマにした作品が多い。彼の自殺によって未完の作品となった「海炭市叙景」は函館を思わせる炭坑近くに済む人々の群像劇で、希望に満ちた少年や、その日を生きる小銭もなくて半ば自殺に近い形で死んでしまう青年、先のない不倫に見切りを付ける女性等の日常が淡々とした口調で語られている。
日常におこる事をテーマにした作品は好きです。文章が短いのも好き。人物の描き方もリアルで、親しい友達が書いた日記を読むような気分になってしまいました。
作中に「炭坑」がよく出てくるのもイイ。炭坑ってなぜかものすごく郷愁を誘われます。私自身は炭坑となんの関係もありませんが。昼間ドロだらけになって働いて、夜は飲んで、賭け事して、色事をして、泥水みたいに寝るのです。人生を感じますよね。閉鎖された炭坑とか...見に行ってみたい...。

2009年5月13日水曜日

最近読んだ本



眉間に皺を発見してから、特に電車の中ではあんまり本は読まない様にしているのですが、最近また凝りだして、いろいろ読んでいます。

近々イタリア旅行を予定しているので、予習をかねて...
ずばり「ルネサンスとは何であったのか」です(笑)
こういう直球助かります〜。
ホント世界史の時間は午睡にあてていたので、初めて聞く話ばかりで自分にびっくりです。やっぱり文化の発展て、経済とか、戦争とか、宗教とか、いろいろ複雑に絡んでいるんですね。(ざっくりした感想ですいません。)

興味深かったのは、ローマ教会を避ける様にベネツィア・フィレンツェで産まれたルネサンス(この場合主に芸術の方面に関し)に、最終的にはローマ教会が歩み寄り、法王の庇護のもと、ローマで栄えていったというところ。やはり、変化できる物だけが生き残れるという事を再確認。私も変わらないとな〜。


そして、先日観に行った映画「トワイライトー初恋ー」ですっかり少女漫画懐古がはじまってしまい、早速買った本がコレ→「愛の迷宮でだきしめて!」です。中学校のとき、友達と興奮しながら読んだ、漫画家マリナが主人公の、推理小説がベースの恋愛ストーリー。登場する男子が全て頭脳明晰、容姿端麗なのが特徴です。不美人のマリナがなぜかモテまくるんですよね。実は大分前から探していたのですが、なぜか、古本でも出回ってなくて半分あきらめていたんです。久々に検索してみたら多数出品があり、同じくファンの妹へのバースデープレゼントとして早速購入。シリーズ物なので、10数冊でているの中でも、シリーズ2作目にして最高傑作の呼び声が(私の中で)高いこの本は、おそらくマリナファンの人気を2分する和矢とシャルルが初めて登場するエピソードです。なぜかコレだけ高かった!今読むと....懐かしくて恥ずかしい昭和な言葉遣いが満載。まず、目次
「だきしめられて眼がさめて」
「美少年inパリ」
「古城のときめき恋の夜」
きゃ〜。豪速球ですね。受け止めきれません。内容は、イタリアで購入した古本に挟まれた手紙を発見した事から、レオナルド・ダ・ヴィンチの愛した弟子が残したトリックを解きつつ、レオナルドのコレクションが隠されている場所を探すという「ダヴィンチコード」ばりのサスペンスストーリー。なんだか「ルネサンスとは何であったのか」とも繋がってる?!

このあと、マリナを和矢に取られたシャルルは傷心のまま、モザンビークにいくんですよね〜。私が読んでいる間には、このあたりのいざこざは結末をみなかったのですが、ネットで調べたところ、作者である藤本ひとみ先生は、現在執筆活動はされていないらしく、この3人の関係も解決してないみたいです。そんなぁ〜。

お誕生日おめでとうのラッピング。