ラベル 映画 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 映画 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2014年8月27日水曜日

シュトルム・ウント・ドランクッ




友達のKミンが小物協力をしているので、行かねばと思っていた「シュトルム・ウント・ドランクッ」。

大正時代に反政府活動をしていた「ギロチン社」の青年達の話。美意識の高い映像に、しばし浮遊感を味わう。乱暴に言ってしまうと、鈴木清順っぽい世界観だが、キャラクターがひとりひとり丁寧に描かれているので、途中涙するくらい感情移入してしまう。

意外と(?)良かったのが、遊女のミドリ役を演じた藤野羽衣子。最初からフルヌードで登場したので、そっち系の人なのかなと思ってみていたら(実際ストリップパフォーマンスをしていた方らしい)作品世界と彼女の個性がいい感じで混ざってて、好意を抱いた。

「ギロチン社」というのは実際にあった団体らしく、ネーミングのあっけらかんとした絶望感に感心する。

こういうアングラな世界と私は微妙な距離感があるんだけど、詳しい友達がいるのはありがたい。観て良かった。

劇中に出てきた喫茶店とか、近所にあれば良いな。


2014年4月2日水曜日

グランドマスターはアクション映画じゃない

ウォン・カーウァイのグランドマスターを観る。
同監督にしては珍しくカンフーアクション映画!と思いきや、イップマンというカンフーの達人の伝記のような話であった。

カンフーの流派の南北統一を目指すカンフーの使い手達が、戦争によって翻弄されていく様をウォン・カーウァイらしくセンチメンタルに美しく描いている。本格的なアクションシーンはあるものの、血湧き肉踊る!というよりはカンフー動きの美しさが印象に残る。特にイップマンとパオメイの戦いのシーンはまるでダンスのよう。ニジニジッと移動する足のアップ。カンフーシューズが凄く可愛い。

淡々とフワフワと進む物語の中で、私の心にぐっと迫ったのは、チャン・ツィー扮するパオメイの香港でのシーン。結婚をする事もなく武道に身を捧げた彼女は、(恐らく戦いの傷のせいもあり)アヘンを吸うようになり、すっかり生気のない姿に。茶屋で独り言のようにイップマンに思いを伝える言葉に、彼女の心の強さと諦めを感じた。


「本当の事をいうとあなたが好きだった。何も期待していないわ。ただ好きなだけ。好きに罪はない。」

何かを選ぶために何かを切り捨ててきた彼女の、人生に対する未練を感じる。強烈に生きてきた人の後悔。なんで人生って一度しかないんだろ。

ウォン・カーウァイの映画はいつも美しい。今回も出てくるチャイナドレスがとてもキレイ。特に翡翠のアクセが凄く素敵で、土産物屋なんかでは一度も欲しいって思った事ないけど、今なら多分買う。





このシーンは、まるで絵画を観るようですね。

影が薄かったイップマンの奥さん。 

ほらほらこのカンフーシューズ!

2013年12月18日水曜日

極道の妻たち2


ポツポツと観ている極道の妻達シリーズを、全作鑑賞しようと思い立つ。
なんでそんな事をしないといけないのか分からないけど。
1はしっかりと印象に残っているので、まだ観ていない2から。

お色気、アクション、賭博とてんこ盛りだけど、なにか気の抜けたサイダーのような盛り上がりに欠ける内容。一番の山場と思われるイカサマ賭博のシーンも、脇汗ひとつかかず。

しかし十朱幸代の古風で情に厚い可愛い女っぷりはハマリ役。今迄興味のない女優さんだったけど、ぐっと興味が湧いて来てしまった。

最後の決め台詞でスッキリ。

着物にサングラスという感覚が斬新

敵対する組の車に跳ねられ、宙を舞うかたせ梨乃
ちょっと笑った

虫けらだと思って舐めてたら、その首飛ぶかもしれまへんで

2013年12月10日火曜日

ションヤンの酒家


何年か前に観た映画が無性に観たくなり再鑑賞する。
中国の屋台街で酒屋を切り盛りする美しいションヤンと、彼女が作る美味しい鴨首料理。
自分が美しい事を知っているションヤン。
まるで観られる事を楽しむように、料理をよそり、タバコをふかす。

訪れた事はないけれど、どこか懐かしい屋台の風景。
旅行に出たくてウズウズしてしまう。





2013年10月23日水曜日

最近見た映画


ムード・インディゴを観た。ネタバレありです。

1968年版は渋谷のレイトショーで昔観ていて、「そういう映画」と知らなかったため、かなり置いてかれて、今思い出そうとしてもストーリーのかけらも出てこない。

曲に合わせたカクテルを作るピアノ。肺に睡蓮の咲く病。花で患者を囲んで睡蓮に対立するという不思議な治療法。おしゃれでロマンティックな恋愛ストーリーが繰り広げられると信じきっていたので、ストーリーに全く追いつかず撃沈。フランス人なら分かる言葉遊びなんかも入ってたりするのかな。

ミシェル・ゴンドリー版はというと、気構えがあったからか、語り口がより丁寧だからか、私が年を取った大人になったからか、彼らしい、おもちゃ箱をひっくり返したみたいな懐かしくて楽しい世界にどっぷり浸れた。ルービックキューブをスケジュール帳にしていたり、蛇口からうなぎが出て来たり、花屋の女性の服が選んだ花の色にクルクル変わったり、「夕べ変な夢見たんだけどさ〜」みたいな不思議な映像が大好き。

主人公二人の恋する気持ちもあって、幸せ一色の前半にたいして、クロエの病のせいでぐっとトーンダウンしてくる後半。色使いからしてモノトーン。そして、悲しい結末には自分でもビックリするくらい泣いてしまった。涙腺が緩い方ではあるのだけれど、美しい妻を失う話は良くあるし、けして涙を誘うようなトーンではなく、むしろ、そんなありきたりな展開を自嘲するかのような演出だったので、酷く戸惑った。

言い訳になってしまうけど、悲しかったのはクロエが死んでしまった事よりも、コランがもう調和のとれた夢みたいな世界には2度と戻れないと感じた事。貧困と病に負けて、夢と友人と恋人を失うなんて、まるで現実の世界みたいじゃないかと思う。現実の世界に来るのなら、もっとタフにならなければいけないのに。(それじゃ話が全く変わっちゃうんだけど。)夢は夢のまま、ふんわりと漂っていれば良いのになと、コランのその後に思いを馳せる。

ところで、フランス人女優って好きな人多いのだけど、男優って気になる人がいない。

2013年5月7日火曜日

悪魔のようなあいつ

GW何してました?
私は特に用事もなかったので、沢田研二主演のTVドラマ「悪魔のようなあいつ」全17話一気に観ちゃいました。ヨガ>>犬の散歩>>ドラマ鑑賞>>ヨガ>>犬の散歩>>ドラマ鑑賞の繰り返しで、比較的充実した規則正しい毎日でした。

「悪魔のようなあいつ」は1975年に放映された3億円事件をモチーフにしたTVドラマ。原作 阿久悠、脚本 長谷川和彦、主演 沢田研二と名前を聞いただけでよだれがジュワッときますw


ここからネタバレだらけ。
これから観たいな〜と思っている方は、観た後に見てね。


さて、あらすじですが、クラブ歌手として働く加門良(沢田研二)は3億円強奪事件の犯人。数ヶ月後に訪れる時効を待ち、ひっそりと暮らしているが、末期の脳腫瘍に犯されいるため時効を迎えずして死んでしまうかもしれないという恐怖を感じている...。刑事や悪党がハイエナのように3億円を嗅ぎ付けて来て...

沢田研二の魅力の上に全てが成り立っているようなドラマ。血まみれになっても、びしょぬれになっても、苦痛に悶えていても、本当にカッコいい〜。

そして今回一番キューンとしたのが野々村修二(藤竜也)。良の兄貴分で、横浜でクラブを経営している夜の男。元刑事という事もあり、ちょっとやそっとじゃ動じないタフガイ。でも、良の事となると顔をぐしゃぐしゃにしてかけずり回る姿が素敵なのです。どれだけ愛して手を差し伸べても、利用されて最後には拒絶される。ラスト良に殺されそうになっても「心中だな」って、ちょっと嬉しそうなところが泣かせる。見返りを求めない愛って美しいですね。

病気が進行したのか数億円の毒にあてられたのか、良が自ら身を破滅させるような行動を取るため、悲劇へとまっしぐらに突き進むラスト数話。でも悲壮感はなく、なにか清々しささえ感じる。警察の銃弾を浴びながらも、良の表情には数億円強奪という青春を生ききった満足感が溢れている。不覚にも涙。瞬間に燃え尽きる人生って美しいなと思う。そして、皆何でも良いからデッカイ夢持とうぜ!と熱くなる。


ギリシャ彫刻のように美しいお姿

鼻血もお似合いです

 当時ドラマの影響でサスペンダーXパナマ帽というスタイルが流行ったそうな

ラストのこの顔が好き

たった一人の家族である妹。
重度のブラコン。足が不自由。 昭和な設定です。

 良の妹の看護婦役(篠ヒロコ)がホントにおキレイ。
清楚で孤独で美しい。何でしょうこの色気。

最後、不治の病を抱えた良とともに死ぬ決意するも、良に拒絶されてひとりで亡くなる。
愛を全うしたので悲壮感は無い。

常に看護婦姿というお茶の間へのサービス。

 野々村の元妻 けいこ。高級コールガールというカッコいい設定だったけど、男のドラマの添え物的な存在になっていたのが残念。

 じゃ〜ん。良にひたすら片思いし続ける野々村(藤竜也)。
サングラス&口ひげが渋いね。

思いが伝わらなくてキーッってなってるとこ。

 良のベッドに潜り込んでたら、彼女にみつかっちゃったとこ。

 良に凄まれても、ちょっと嬉しそう。

 いつか良と逃避行しようと思っている小さな島を肴に一杯。
カワイイ。

隠れ家の廃船から3億円が舞い飛ぶ。
DVD特典映像で、このシーンは本当はロケでしたかったと長谷川さんがぼやいていました。その思いが「太陽を掴んだ男」に繋がったのでしょうか。



2012年8月5日日曜日

世にも怪奇な物語

暑いのを理由に、家でダラダラとDVD観てます。

今回いろいろ借りた中で良かったのはコレ。
「世にも怪奇な物語」
エドガ・アラン・ポーの小説をベースにしたオムニバス。ルイ・マルやフェデリコ・フェリーにが監督をしています。トワイライト・ゾーンみたいな感じかな〜と思って。



第一部「黒馬の哭く館」
美貌、若さ、富とすべてを手にし退廃的な生活を送っている令嬢の話。
優雅な中世のファッションと70'sのテイストをミックスしたスタイルがクールです。


夜な夜な開かれる怪しいパーティ。燭台とかすごくゴシック〜。
左上のジェーン・フォンダが着ている夜会服は実は下のようなレオタードがベースになったもの。 


ドレスにロングブーツを合わせたご婦人。

乗馬ファッションも素敵。


狐用の罠にはまった所を、素敵な男性が助けてくれるのです。
日本だったら、切れた鼻緒をすげ替えてもらう感じ?
どうでもいいけど、ジェーン・フォンダって沢田亜矢子に似てると思う 。

戦士風のレザーファッション。 

このシーンも素敵。レオタードにマント!

 


 ナイティのまま愛馬に乗って走り去るシーン。
ポール・デルボーの絵画のよう。

何かに誘われるように燃え盛る山火事の中に消えていく最後。短いけれどふわっと余韻の残る良い映画だったと思います。
主演のジェーン・フォンだといい、ファッションといい、なんか「バーバレラ」みたいと思ったら、監督が同じだった。

第二部「影を殺した男」
自分と名前も同じ、見た目もそっくりの男がもう一人いて...という話。
脇役で珍しく黒髪に染めているブリジット・バルドーが出ているのですが、すっごくキレイ。

葉巻とワインを楽しみながら、賭博に興じる姿がカッコいい!


そして第三部は「悪魔の首飾り」。
疲れちゃったので画像無しですが(笑)なぜか現代のローマが舞台で、これがフェリーニの作品なんです。無理矢理自分の舞台に引きずり込むあたり...ますますフェリーニに興味が湧いてきました♪ ローマで行われる授賞式にイギリスからやってきたロックスターが、ゲスト満載のこってりとした授賞式に疲弊していく姿が可笑しい。主演のテレンス・スタンプの繊細な感じが良かった。

2012年1月9日月曜日

寒い日は家でジュリー研究


「太陽を盗んだ男」(1979年)を観た。
家で核爆弾を作ってしまう理科教師(ジュリー)のお話。お手製の防護服で、せっせとプルトニウムを溶かしたり、ボールで爆弾を作ったりする様子が可笑しい。冴えない学校教師が、趣味の延長で作った核爆弾に思わずハイになってしまう過程にはついつい引き込まれてしまいます。サスペンス・アクション映画としては、ちょっとテンポが悪く「それはないでしょ〜」って突っ込みたくなる所もある一方、今こんな映画は作れないな〜と思う。日本にも自由な時代があったと思う作品。当時31才のジュリーが、とにかくセクシーです。
菅原文太が殺しても死なない警官役で、この人今迄全然興味なかったけど「カッコイイ」って思っちゃいました。最後仁王立ちでまるで弁慶のようです。池上季実子のじゃじゃ馬っぷりも可愛らしい。
ところでこのポスターのデザイン横尾忠則氏なんですかね?凄くかっこいい!!みると血がカッと熱くなる感じ。
ニャンコがかわいそうな目にあうので、愛猫家のかたは観ない方が良いかも...

2011年11月21日月曜日

500日のサマー

「inception」みました? 恐かったですね、渡辺謙。
ラストサムライでもただならぬ気迫を感じましたが。最近TVでみると「でたっ!」て岡田みたくなっちゃいます。
さて、この映画でとってもキュートだった俳優、ジョセフ・ゴードン・ヴィレットの主演する「500日のサマー」を観ました。



サマーって夏じゃなくて、ヒロインの女の子の名前。おしゃれで個性的なサマーに、ちょっといけていない男の子(ジョセフ)が、振り回されて天国と地獄を行ったり来たりするお話です。女の子の方の事情は良く分からない、どこまでも男の子目線で語られる話なので、無理目の恋に疲れてヨレヨレになる姿に、どんどん感情移入してしまう。いや、でも、サマーってコも自分に素直で結構いい子じゃないかと、ジョセフに言い聞かせながら観る。いわゆるハッピーエンドのラブコメではないけれど、後味爽やかなのは、やっぱりサマーの潔いキャラクターのおかげだと思う。
ジョセフ目当てで借りたんだけど、ヒロインのズーイー(サマー)もアンナ・カリーナみたいなレトロな顔立ちで良かった。60'sフレーバーのファッションも可愛かったし。

サマーといい感じになって「ウキウキ♪」のシーン。
恋って素晴らしい〜♪

2011年7月3日日曜日

フィリップ、君を愛してる!

何気なくみたら、とってもハッピーな気分になった映画。

刑務所で出会ったゲイカップルのお話。
心優しいゲイ男性を演じるユアン・マクレガーがとってもスイート!うっとりとスティーブン(ジム・キャリー)を見つめる目が恋する乙女なんです〜。

好き♥

トレスポのときはこんなにクールだったんですが。
いろいろ引き出しがあるんですね。



食わず嫌いで苦手としていたジム・キャリーも、とっても良かった。愛一直線なところが悲しくもあり、可笑しくもあり...

とにかく出世作と言われるマスクが生理的にだめだった。
観てないけど。

表情豊かという点でちょっとにてると思うけど、
ジャック・ニコルソンは好き。
恐いですよね「シャイニング」。
友達で表情がころころ変わる女の子がいて「ジャック」と呼ばれてましたが、
マスクが公開されてからは「ジム」とあっさり呼び名が変わった。

 話がそれますが、とにかくシャイニングのこの女性の怖がり方は尋常じゃない。

仲良く出所後、詐欺を働いた事がバレたスティーブンは、再び投獄され更にフィリップに嫌われちゃうんですが、彼に愛を告げるために何度も脱獄をして...。ストーリーも面白いけど、とにかく二人のゲイっぷりに♥を射抜かれました。

2011年1月19日水曜日

家が好き


映画"NINE"を観た。ミュージカルってあんまり観ないけど、気分が上がるから嫌いじゃないです。女優が豪華! 好みはぺネロペ・クルスだけど、ダンス&歌がかっこ良かったのはケイト・ハドソン。最後のドヤ顔最高です。私もスーツにサングラスの男性を従えて踊りたい〜。グ〜イドグイドグイ〜ド〜♪
才能の枯渇と女性関係に悩み、ヨレヨレになっている監督が素敵...と思ったらダニエル・デイ・ルイスでした。

悩める芸術家繋がりで「人間失格」も借りてみた。いろいろ大胆に端折ってあるのでびっくり。昔の記憶を便りに鑑賞。原作を読んでない人に、この映画は分かるのか? 伊勢谷友介の悪友ぶりがあまりにもはまっていて、イラッとする。

2010年10月17日日曜日

トニー・レオン祭り

トニー・レオンが好きな私に送る、Kaoriママおすすめの2本。



「欲望の翼」
「トニー・レオン、最後の数分しか出てないけど」と言いながら選んでくれた映画。最後になんの説明もなく、本編には出てこない彼が、お出かけ前の支度をご機嫌にしている姿が登場します。映画はそのままエンドロールへ。全体的にウォン・カーウァイの映画らしいフワーッとした内容なので、最後のこのシーンのおかげで益々不思議な後味が残る重要なシーン。なんか部屋の天井が低いのが気になる。ウォン・カーウァイの映画って好きだけど、感想って言われると困るよね。


「裏街の聖者」
この映画のトニーかなり素敵! 人情あふれる下町で診療所を構える、天才外科医のお話。親友でライバルの一流医師と、なにやら訳ありの恋人を取り合ったり、やくざの縄張り争いに巻き込まれたり、お嬢様女子高生に好かれたり、美人末期がん患者が登場したり、医師免許が剥奪されそうになったりと、ベタなエピソードが盛りだくさんな割にはどれも描き方中途半端。ストレスのたまるストーリーではあったけど、映画に流れるあったかい雰囲気がなぜか懐かしい感じ...て、これ原作は日本の漫画なんですね。
素肌に白衣がこんなに似合う人を私は他に知りません。