暑いのを理由に、家でダラダラとDVD観てます。
今回いろいろ借りた中で良かったのはコレ。
「世にも怪奇な物語」
エドガ・アラン・ポーの小説をベースにしたオムニバス。ルイ・マルやフェデリコ・フェリーにが監督をしています。トワイライト・ゾーンみたいな感じかな〜と思って。
第一部「黒馬の哭く館」
美貌、若さ、富とすべてを手にし退廃的な生活を送っている令嬢の話。
優雅な中世のファッションと70'sのテイストをミックスしたスタイルがクールです。
夜な夜な開かれる怪しいパーティ。燭台とかすごくゴシック〜。
左上のジェーン・フォンダが着ている夜会服は実は下のようなレオタードがベースになったもの。
ドレスにロングブーツを合わせたご婦人。
乗馬ファッションも素敵。
狐用の罠にはまった所を、素敵な男性が助けてくれるのです。
日本だったら、切れた鼻緒をすげ替えてもらう感じ?
どうでもいいけど、ジェーン・フォンダって沢田亜矢子に似てると思う 。
戦士風のレザーファッション。
このシーンも素敵。レオタードにマント!
ナイティのまま愛馬に乗って走り去るシーン。
ポール・デルボーの絵画のよう。
何かに誘われるように燃え盛る山火事の中に消えていく最後。短いけれどふわっと余韻の残る良い映画だったと思います。
主演のジェーン・フォンだといい、ファッションといい、なんか「バーバレラ」みたいと思ったら、監督が同じだった。
第二部「影を殺した男」
自分と名前も同じ、見た目もそっくりの男がもう一人いて...という話。
脇役で珍しく黒髪に染めているブリジット・バルドーが出ているのですが、すっごくキレイ。
葉巻とワインを楽しみながら、賭博に興じる姿がカッコいい!
そして第三部は「悪魔の首飾り」。
疲れちゃったので画像無しですが(笑)なぜか現代のローマが舞台で、これがフェリーニの作品なんです。無理矢理自分の舞台に引きずり込むあたり...ますますフェリーニに興味が湧いてきました♪ ローマで行われる授賞式にイギリスからやってきたロックスターが、ゲスト満載のこってりとした授賞式に疲弊していく姿が可笑しい。主演のテレンス・スタンプの繊細な感じが良かった。