チケットをネット予約して、開場30分前に日本化学未来感へ到着。意外なほどスムーズに展示を見る事ができた。
展示のボリュームはやや少ないと感じたけれど、刺激的な内容に大満足!
子供が沢山
スキャンした自分の作品が大画面で動きだす
ロケットかと思って書いたら家なので動かず...
子供は元気だ...
壁に投影されている文字を触ると、その文字が具現化するという作品や、自分のイラストをスキャンすると、大画面の水族館で泳ぎだすといったような、インタラクティブな作品も楽しかったのだけど、心を奪われてしまったのは「花と屍 剥落 十二幅対」という作品。(写真取らなかった)浮世絵風の絵画が動くのだけれど、雲が晴れ、龍が舞い、人々は踊り、釣りをする、とそれぞれの動きが活き活きとして可愛らしく、「間」と「静」を感じる浮世絵が、コミカルに動き出すのが非常に面白かった。夢に見そう。
ずいぶん昔から、デジタルがアートのあり方を変えると言われてきた。
アーティストであるには、職人でなければならなかった時代は終わり、デジタルを駆使すれば、自分の中の想念を、自由に制限無く解き放つ事ができる。もちろん、なんらかの道具が介在する事に変わりはないけれど、線が上手く引けないとか、腕力が無いとか、そういう次元の制約からは解放される時代なのだなと感じる。つまり、今迄以上にそれぞれが何を感じているか、個が問われている。
嬉しい人もいるけれど、困る人もいる。自分は未だに、手作業に惹かれるので、既に、古い人間の部類に入るのかもしれない。