グングンと私の気持ちを惹き付ける軍艦島。
こんな本を借りました。
「青春軍艦島」
閉山直前の軍艦島で働いていた筆者が、当時の写真にエッセイを添えた一冊。行った事の無い場所だけど、昭和な空間に懐かしさを感じます。ファインダーに向けられる柔和な島の人々の表情が印象的。島の暮らしを振り返るエッセイは、まるで異国の旅行記を読むようで大変興味深い。
この島にある一番古いマンションは、大正時代に建てられた日本最古の鉄筋コンクリートマンションだそうで、なんと部屋にはカマドが標準装備されていたそうです! 一日中沸いている共同風呂に無料で入りたい放題。賄い付き。一日クタクタになる迄働いて、お酒を飲んで寝る毎日。「憧れる。」と相方に言ったら、「多分、想像してる以上にクタクタだよ。」と一笑された。
戦中連れてこられた外国人が労働を強いられたという暗い歴史もある軍艦島。筆者は資材を船から運び入れる仕事で炭坑労働者とは接触が無かったので、この本では、明るい肉体労働の話が楽しめます。
いいな、炭坑。
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