GW何してました?
私は特に用事もなかったので、沢田研二主演のTVドラマ「悪魔のようなあいつ」全17話一気に観ちゃいました。ヨガ>>犬の散歩>>ドラマ鑑賞>>ヨガ>>犬の散歩>>ドラマ鑑賞の繰り返しで、比較的充実した規則正しい毎日でした。
「悪魔のようなあいつ」は1975年に放映された3億円事件をモチーフにしたTVドラマ。原作 阿久悠、脚本 長谷川和彦、主演 沢田研二と名前を聞いただけでよだれがジュワッときますw
ここからネタバレだらけ。
これから観たいな〜と思っている方は、観た後に見てね。
さて、あらすじですが、クラブ歌手として働く加門良(沢田研二)は3億円強奪事件の犯人。数ヶ月後に訪れる時効を待ち、ひっそりと暮らしているが、末期の脳腫瘍に犯されいるため時効を迎えずして死んでしまうかもしれないという恐怖を感じている...。刑事や悪党がハイエナのように3億円を嗅ぎ付けて来て...
沢田研二の魅力の上に全てが成り立っているようなドラマ。血まみれになっても、びしょぬれになっても、苦痛に悶えていても、本当にカッコいい〜。
そして今回一番キューンとしたのが野々村修二(藤竜也)。良の兄貴分で、横浜でクラブを経営している夜の男。元刑事という事もあり、ちょっとやそっとじゃ動じないタフガイ。でも、良の事となると顔をぐしゃぐしゃにしてかけずり回る姿が素敵なのです。どれだけ愛して手を差し伸べても、利用されて最後には拒絶される。ラスト良に殺されそうになっても「心中だな」って、ちょっと嬉しそうなところが泣かせる。見返りを求めない愛って美しいですね。
病気が進行したのか数億円の毒にあてられたのか、良が自ら身を破滅させるような行動を取るため、悲劇へとまっしぐらに突き進むラスト数話。でも悲壮感はなく、なにか清々しささえ感じる。警察の銃弾を浴びながらも、良の表情には数億円強奪という青春を生ききった満足感が溢れている。不覚にも涙。瞬間に燃え尽きる人生って美しいなと思う。そして、皆何でも良いからデッカイ夢持とうぜ!と熱くなる。
ギリシャ彫刻のように美しいお姿
鼻血もお似合いです
当時ドラマの影響でサスペンダーXパナマ帽というスタイルが流行ったそうな
ラストのこの顔が好き
たった一人の家族である妹。
重度のブラコン。足が不自由。 昭和な設定です。
良の妹の看護婦役(篠ヒロコ)がホントにおキレイ。
清楚で孤独で美しい。何でしょうこの色気。
最後、不治の病を抱えた良とともに死ぬ決意するも、良に拒絶されてひとりで亡くなる。
愛を全うしたので悲壮感は無い。
常に看護婦姿というお茶の間へのサービス。
野々村の元妻 けいこ。高級コールガールというカッコいい設定だったけど、男のドラマの添え物的な存在になっていたのが残念。
じゃ〜ん。良にひたすら片思いし続ける野々村(藤竜也)。
サングラス&口ひげが渋いね。
思いが伝わらなくてキーッってなってるとこ。
良のベッドに潜り込んでたら、彼女にみつかっちゃったとこ。
良に凄まれても、ちょっと嬉しそう。
いつか良と逃避行しようと思っている小さな島を肴に一杯。
カワイイ。
隠れ家の廃船から3億円が舞い飛ぶ。
DVD特典映像で、このシーンは本当はロケでしたかったと長谷川さんがぼやいていました。その思いが「太陽を掴んだ男」に繋がったのでしょうか。