実は、日本を発つ一ヶ月前からずっと具合が悪くて、咳が止まらなかったのですが、このあたりからやっと調子が戻って、旅の思い出も俄然ビビッドに変化してきます。はじめて訪れる街は、空気がきれいで、気分爽快。のんびりとしたオリーブ畑が広がる素敵なところでした。知り合いにはクラクションで挨拶。妹の友達の運転する車は、突然スピードが出たり、とろとろ運転になったり....。そうやってたどり着いた宿は、サンジミニャーノからは数キロ離れた、オリーブ畑を見下ろす丘に建つ居心地の良い場所でした。陽気な妹の友達と、シャイなお兄さんが経営するホテルです。
「ホテル ベッキオ アジーロ」とは「古い幼稚園ホテル」という意味だそうです。その名の通り、古い幼稚園を改造して作ったんだそうな。都会の喧噪で疲れた体から邪気がふ〜っと抜けるのを感じました!!
オリーブ畑を窓から眺めながら、風を顔に受けているだけであとはなにもいらな〜い。
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