2009年6月16日火曜日

家族旅行 その3 アムステルダム/フィレンツェ

翌日アムステルダムを後にして、一同フィレンツェへ。
エアバスでいったんですけど結構揺れて、飛行機の苦手な私と妹は、安定剤を飲んだり、手を握り合ったりして大慌てでした。サイズが小さいので、心細くなるんですよね〜。無事で良かった。

さて、フィレンツェは2キロ四方程に主要観光地が点在する小さな街です。街自体が宝石の様に荘厳で美しいので、私は始終キョロキョロ。カテドラーレを見ても、ジョットの鐘楼を見ても箱根細工を思い出してしまう。ちょっとおかしい?


ジョットの鐘楼


カテドラーレ

今回はルネサンスについて予習してきた事もあって、美術品を多く見てまわりました。

メディチ家礼拝堂はちょっと期待はずれ。料金も高めだったのでがっかりしてしまいました。「莫大な時間と費用をかけた豪華さは、私たちを息苦しいまでに圧倒する。」という地球の歩き方の文章に惹かれたのですが、豪華って私の好みじゃないのかも。ミケランジェロが好きな方にはお薦めです。

一方サン・マルコ美術館は、素朴な教会の中にフラ・アンジェリコのフレスコ画が多数飾られていて見応えたっぷり。静かな空間で心が洗われるようでした。フラ・アンジェリコの描く女性は、皆とても優しい表情をしていました。私自身は信仰心はありませんが、こういった場所に来ると、祈りを捧げる人々のひたむきな気持ちに胸を打たれます。静かに感謝する時間は、自分の生活にも必要だと感じます。

そして、今回の旅行前編のハイライト ウッフィツィ美術館。数々の傑作が展示してあってアワアワしちゃいました。ジョット、シモーネ・マルティーニ、フラ・アンジェリコ、ボッティチェッリ、ラファエッロ.....わ〜教科書で見たのと一緒だ〜(笑)。とにかく圧倒されっぱなし。「この絵が好き。」とか気軽に言えない感じです。ルネサンス期のフィレンツェに産まれたら、絶対絵を描こうなんて思わなかったと思います。こんな狭い地域の同じ場所に、天才が何人もいたんですよ〜。好きだけじゃやってけませんもの。才能と、情熱と「根性」が必要ですね。きっと。

フィレンツェは本命の美術館が多数存在。2日間では見切れませんでした!


ウッフィツィ美術館のカフェからの眺め。


カフェの残り物をついばんでる小鳥。かわいい....

サント・スピリト教会



街角のあちこちに、マリア様のイコンがありました

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