2014年8月27日水曜日

シュトルム・ウント・ドランクッ




友達のKミンが小物協力をしているので、行かねばと思っていた「シュトルム・ウント・ドランクッ」。

大正時代に反政府活動をしていた「ギロチン社」の青年達の話。美意識の高い映像に、しばし浮遊感を味わう。乱暴に言ってしまうと、鈴木清順っぽい世界観だが、キャラクターがひとりひとり丁寧に描かれているので、途中涙するくらい感情移入してしまう。

意外と(?)良かったのが、遊女のミドリ役を演じた藤野羽衣子。最初からフルヌードで登場したので、そっち系の人なのかなと思ってみていたら(実際ストリップパフォーマンスをしていた方らしい)作品世界と彼女の個性がいい感じで混ざってて、好意を抱いた。

「ギロチン社」というのは実際にあった団体らしく、ネーミングのあっけらかんとした絶望感に感心する。

こういうアングラな世界と私は微妙な距離感があるんだけど、詳しい友達がいるのはありがたい。観て良かった。

劇中に出てきた喫茶店とか、近所にあれば良いな。


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