2009年7月1日水曜日

家族旅行 その7 ローマ

居心地の良いサンジミニャーノを後にして、いよいよ最後の目的地 ローマへ移動します。のんびりとしたフィレンツェ、サンジミニャーノと違ってローマは都会。悪い人も沢山いるので妹もちょっぴり緊張した様子で一言「大丈夫、アメリカと違ってイタリアではいきなり殺されたりするような事はないから。」そっか、なら安心〜〜。
お昼前にサンジミニャーノを出発、ポッジボンシ駅から一度フィレンツェに戻り、ユーロスターでローマに向かいます。4時頃にはローマについてバス観光をするつもりだったのですが、送電線のトラブルで列車は鈍行以下の進み。ローマに着いたのは7時頃で、ぐったりしてしまいました。ホテルにチェックイン後、夕飯を食べがてら夜のローマをブラブラ。観光のトップシーズンという事もあり、凄い人!田舎でボケしていた私は「祭りか?!」と思った程です。この日はとにかく疲れた!!

次の日早めの朝食を済ませて、さっそく観光へ。ローマは地下鉄だけだとちょっと周り辛いので、バスを使う事に。主要な観光スポットをまわる2階建てオープンバスが一日乗り降り自由で¥1800程。乗りっぱなしでオーディオガイドを聞いて周れば、ざっと土地勘もつかめます。目線が高くて建物がよく見えるので、かなり良かったです。もっとも1周する時間的余裕はありませんでしたが....

最初の目的地はもちろんヴァティカン市国。ヴァチカン宮殿です。
ここまでの旅で、とにかくでかくて、豪華で、粘着質の人たちが執念で描き上げた作品をたっぷり見てきために、かなり美的感覚が麻痺してしまって、旅に出る前の期待感はかなり薄れていたのですが....ヴァチカン宮殿を見て目が覚めました。私はこんなゴージャスな物を表現する言葉を知りません。私の頭に浮かんだ言葉は「やりすぎ!!」。あ、もっと良い言葉ないかな....。才能のある人たちが、十分な予算と時間を与えられて競わされると、こんな事になっちゃうんですね。私壊れてしまいました。


凄い人

たまに面白い絵もあります。この人はより目。



頭にポッペンがはまった人?聖書の登場人物でしょうか。知っている人がいたら教えてください。

ああ、心が休まるとり、とり、とり。




これはヒロミさんへのサービスショットです。左上の少年が艶っぽい!明らかに誘っていますよね。

異教の美術に興味を示してはいけません。ルネサンスに逆行するテーマ。


館内は当然ながらフラッシュ禁止で、ラファエロやミケランジェロ等の飾ってある部屋は非常に暗いので、殆ど撮影できませんでした。上は最後の審判の一部。描くの大変だったろうな...。
日本人として、間や空間を大切にするアートを日々感じて生きてきたので、隅から隅までぎっちりの表現に息が詰まりそうになりましたが、帰国して落ち着いてみると、あの感覚をまた味わってみたいな〜と思い出します。過剰でもいいじゃないか!と。いやむしろ過剰で行こうよ!と思える得難い体験で、横面を叩かれるようなカルチャーショックを受けたのであります。(語調が変)

軽くランチをとって、さらに観光!サンピエトロ寺院を見た後、コロッセオ等古代ローマの遺跡があるあたりまでバスで南下。疲れた足も休まるし、風が気持ちいい。途中下車して買い忘れたお土産等みていたら...もう夕飯の時間です。弾丸トラベラーなみの時間のなさ。クロスやら、聖人カードやら、カソリックグッズを買って帰りたかったのですが、時間が足りない〜!

夕飯は食通の妹の友達のお薦めのローマ料理のお店。観光地は高くてまずい食べ物しかないというのが常識ですので、あまり期待していなかったのですが、アタリでした。場所はピラミデという駅の近くで、中心地からはちょっと外れたところなのですが、地元っぽい人たちがさっぱりした格好(おしゃれまでは行かないところがポイント)で夕飯を楽しんでいました。私はラムローストとアーティチョークを注文。ラムロースとは外はカリッとしていて中は肉汁がたっぷり。脂もそんなに乗っていなくてさっぱりした私好みの味でした。アーティチョークの前菜は絶品!!4人でシェアしたのですが、足りなくて追加オーダーしちゃいました。デザートもフレッシュなフルーツをそのまま出してくれるので、お腹いっぱいなのにツルッと食べれました。満足!



2 件のコメント:

  1. サービスショット、ごちそうさまです☆
    しかし少年より、頭にポッペンがはまった人に心ひかれてしまったのは、私も歳をとったということでしょうか??

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  2. ブログみました〜
    碇さんに興味を示すなんて、明らかに揺り戻しですね。
    年上の男性なら犯罪にはならないので、良い傾向じゃないですか?

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