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図書館を良く利用します。
新刊だけでなく、既存の本も整然と整理されているので、書店とは違った目線で本を選べるのが嬉しい。タダだから、つまらなくても頭にこないし、2週間という区切りがあるから、積ん読にもなりません。
最近のヒットは「ペルセポリス イランの少女マルジ」
イランの女の子が主人公の漫画です。ちびまるこちゃんみたいな子供らしさと毒のこもった語り口で、革命や戦争がいつのまにか少女マルジの日常になって行く様を描いています。作者自身である、主人公の女の子が日本にもいるような普通の子だけに、彼女をとりまく現実の厳しさをしみじみと感じてしまう。特に、将来の戦力である男の子たちに、学校が「天国への鍵」と称してプラスチックの鍵を配っていたという話にはぞっとしてしまった。
こんな悲劇をライトに楽しく語れるなんて、凄い才能だと思う。
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